| ダニー: | 山下さん、遅くなってすみません。友達のマイク君です。 
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						| 山下: |  山下です。今日はすみませんねえ。 
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						| マイク: | いいえ、今日はどうせひまですから。 
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						| 山下: |  はじめに倉庫に行ってもいいですか。 
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						| ダニー: | 荷物はたくさんありますか。 
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						| 山下: |  家具はないので、大きいものはそんなにありませんが。 
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						| ダニー: | そうですか、じゃあ、マイク君にいっしょに行ってもらって、僕は自分の車で先に家に行って、少し掃除をしておきましょうか。 
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						| 山下: |  そうしてもらえると助かります。 
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						| マイク: | 倉庫は近いんですか。 
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						| 山下: |  ええ、ここから十分ぐらいの所です。 
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						| マイク: | 山下さんはトラックの運転が上手ですねえ。 
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						| 山下: |  学生時代、夏休みに運送会社でバイトをしていたんですよ。 
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						| マイク: | そうですか、僕も去年トラックの運転手をするはずだったんですが、ちょっとけがをしてできなくなりました。 
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						| 山下: |  それは残念でしたねえ。ああ、着きました。ここです。 
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						| ダニー: | ずいぶん早かったですねえ。まだ掃除が全部終わっていませんが、荷物を置く部屋はきれいになっています。 
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						| 山下: |  家内が来てから、また掃除をしますから、そんなにきれいにしなくてもけっこうですよ。 
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						| ダニー: | マイク、カーペットは取り替えたばかりだそうだから、土足で歩かないでね。 
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						| マイク: | オーケー。この箱はずいぶん重いなあ。五十キロぐらいはあるかな。ダニー、ちょっと手伝ってくれよ。 
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						| 山下: | すみませんねえ、それにはレコードが入っているんです。 
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						| ダニー: | この額に入った絵はどうしましょうか。 
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						| 山下: |  壁にかけても床に置いといてくれてもけっこうです。 
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						| ダニー: | あれ、掃除機はどこかな。居間に置いておいたはずなんだけど。 
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						| マイク: | さっき、台所で見たよ。 
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						| 山下: |  もう昼になりましたから、そろそろ昼飯にしましょう。 
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